トンチャイ・メーキンタイ『ラオ・マー・シング(เรามา Sing)』が癖になる。
タイの歌手であるトンチャイ・メーキンタイさんの『ラオ・マー・シング(เรามา Sing)』が癖になり、聴き続けてしまう魔力にハマってしまったので紹介したい。サビ部分がポップで軽快で、誰でもノリノリになれる。
トンチャイ・メーキンタイさんについて
このトンチャイ・メーキンタイ(ธงไชย แมคอินไตย์)さん、愛称はBird(バード)で、เบิร์ดBird(P'Bird:バード兄さん)、バード・トンチャイなどと呼ばれているのだとか。
タイでは相当な有名人らしく、国民的スターらしい。日本でいう中居くんや福山雅治に匹敵する人気度なのだろう。それがYouTubeという画期的なテクノロジーにより、ついに日本人にも知れ渡った。
2011年の東日本大震災時には「明日のために(เบิร์ด ธงไชย แมคอินไตย์)」を発表。途中で日本語の歌詞も入っており、そのうえ流暢である。この曲を通して日本の被災者に向けエールを送り、さらにタイ国内で「Thai F♥r Japan」というチャリティー活動を行い、募金活動という面でも日本を支援してくれた、素晴らしい人格者であることがわかった。
2013年には北海道での「さっぽろ雪まつり」に日・タイ友好親善大使として来日した。数少ない日本語のウェブサイトを見るに、大変な親日家であるらしいから嬉しい。
日本で広がるラオ・マー・シング
さて冒頭の動画である『ラオ・マー・シング(เรามา Sing)』であるが、日本の方面で使用されており、徐々にその知名度が上昇している。
Berryz工房が日本語カバー楽曲を制作
本家の動画が2011年にアップされたのち、2012年、早速アイドルグループ『Berryz工房』がラオ・マー・シングを日本語でカバーし(『cha cha SING』)、話題となった。
Berryz工房はこの他にもトンチャイ・メーキンタイさんの楽曲をカバーしているので、相当親密な関係らしい。
コンサドーレ札幌・チャナティップ選手のチャントに
2017年、トンチャイ・メーキンタイさんが訪れた北海道にもう一人のタイ人スターが上陸した。チャナティップ・ソングラシン(ชนาธิป สรงกระสินธ์)である。
2018年、彼の所属するコンサドーレ札幌のサポーターによりラオ・マー・シングを原曲にしたチャナティップのチャント(応援歌)が披露された。
さてこの年のチャナティップの活躍は著しく、ついにはコンサドーレ札幌史上最高順位である第4位でシーズンを終了するまでに至った。チャナティップもまた人格者で、タイ、そして札幌でも大スターとなっている。私もコンサドーレ札幌ファンの1人なので、この活躍はものすごく嬉しかった。
乃木坂46・高山一実がラオ・マー・シングを完コピ
2017年に、女性アイドルグループ「乃木坂46」がタイ国政府観光庁の委嘱を受け、日本における「タイ観光大使」に公式的に就任した。
乃木坂46がタイ観光大使に就任! ...|ニュース|乃木坂46公式サイト
それを受けて、乃木坂46の冠番組である「乃木坂工事中」内にて、メンバーの高山一実がラオ・マー・シングを完コピして話題になった。
このあと観光大使としてタイに出向き、タクシー内でラオ・マー・シングを披露しドライバーのおじちゃんを喜ばせていたのも印象深い。やっぱり誰でも知ってるんだな。
さて、お気付きになったかもしれないが、本家のYouTubeのコメント欄が乃木坂46ファンとBerryz工房ファンとチャナティップファンで溢れているのはこの為である。やけに日本語の多いコメント欄に、タイの人たちは困惑しているに違いない。
ラオ・マー・シング、カラオケで歌ったら(みんな知ってたら)盛り上がりそうだし、知らなくても盛り上がりそう。カラオケ行かないけど。チャ〜チャラチャチャララチャ〜チャラチャチャ♬チャ〜チャラチャチャララチャ〜チャラチャチャ♪