私が失恋したということは、生田絵梨花さんと付き合える可能性がゼロからイチになったということだ。
失恋は辛ry
しかしコペルニクス的転回をすれば、すなわち私は生田絵梨花、いや、生田絵梨花さんと付き合える可能性が浮上したということでもある。
仮に私が浮気野郎か一夫多妻制を支持する人間だったら、こんなイノベーションは起こせなかった。これまで誠実に生きてきた私に感謝したい。
私の推しメンは紛れもなく西野七瀬だ。
しかし、だ。彼女にするなら確実に生田絵梨花さんである。
各方面から「どの口が言ってんだよこのタコ助が」と大バッシングを喰らうだろうが、あえて言わせてもらおう。なあちゃんと付き合っても面倒臭そうだ。というか気の弱い私だと、どうしても気を遣ってしまいそうだ。お前は誰なんだ。
乃木坂46ファンなら、一度は自分の良きパートナーは誰かを必死に考えることだろう。
後輩の北野日奈子に想いを告げられ、先輩である衛藤美彩からも詰め寄られる。いや、けど幼馴染の西野七瀬も捨てがたい。同僚の若月佑美も素敵な女性だ。どうしよう。でも、やっぱり生田絵梨花だよな。
いや、ほんとにそうだよな。やっぱり生田絵梨花さんだよな。わかるよ。
あの天真爛漫な、天衣無縫な彼女の姿に惹かれるんだよな。
楽しんで何かを行っている姿は、その人を大いに輝かせる。
生田絵梨花さんがとても魅力的に見えるのは、彼女がどんな物事に対しても楽しそうに振舞っているからなのだ。良い意味でアイドルという感じがしない。天性の才能だ。
いやー良いよな。そういう人って良いよなあ。絶対楽しいよなあ。
残念ながら生田絵梨花さんと付き合える確率は、今はほぼゼロだ。普通預金の金利以下だろう。ただしゼロじゃない。ゼロじゃないんだ。大きな一歩じゃないか。頑張れよ、俺。
仮に付き合えたら、元カノと歩んだ道を塗り替えて、新しい道を歩むことにしよう。いや、でも、結婚するなら、深川麻衣さんかなあ。