傷鴨日記

論語と算盤に生きる。

乃木坂46から、オススメできる珠玉の10曲を紹介する。

非常に暇だった正月、せっかくなので乃木坂46の楽曲から大好きな10曲を選出してみた。

なお、私が乃木坂46を聴くようになったのはたった1年半ほど前でファン歴も短い。現在総計180曲程度がリリースされているが、私の知っている曲はせいぜい120曲程度であろう。知るひとぞ知るというような曲は聴いたことがない程度に、にわかである。その点はご了承いただきたい。また、ソロ曲は外した。ソロ曲を入れると西野七瀬で埋まるからである。

第10位『忘却と美学』

忘却と美学

忘却と美学

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高山一実秋元真夏のデュエットという、やや異色なこの楽曲が最高に好きだ。乃木坂46随一のクールなこの楽曲に、高山一実を宛てたのが素晴らしい。もともと彼女は自身の低い声にコンプレックスを抱いていたらしいが、こんな素晴らしい声で、しかもアイドルだなんて、これ以上の武器はない。しかも文才まで発揮してしまった。天才かよ。そんな彼女のクールな声が最大限に活かされているということもあって、より惹かれてしまう。そしてその対極とも言える声の持ち主である秋元真夏が、この楽曲をさらに彩らせている。お互いがお互いの声色を引き立たせている曲は中々無い。乃木坂関係なく、最高のデュエットソングだ。ああ、良い声してるわ、2人とも。

第9位『Against』

Against

Against

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聴くだけで元気が出てくる楽曲というのは生涯を通して中々出会えないもので、だからこそ出会った時の感動は大きい。それほどの大作であるのに、これが表題曲でないことに驚きを隠せない。まあ、シンクロニシティがそれを上回る大作であることが原因なのだが。とはいえ私は休職中、この曲には大分とお世話になったものである。楽天イーグルス松井裕樹が2018年シーズンの登場曲として採用された楽曲であるが、なるほど確かに聴き手を奮い立たせてくれる。私もこの曲を聴くたびに、同じように奮い立ったものだ。

第8位『他の星から』

他の星から

他の星から

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西野七瀬桜井玲香中田花奈井上小百合若月佑美斉藤優里伊藤万理華という私の好きな人だらけなグループ楽曲。既に3人も卒業しているのは誠に辛い。

私はPerfumeも好きなのだが、この楽曲とMVは駆け出しの頃のPerfumeさを感じる。それでいて、眺めているのは未来ではなく今である。ここに乃木坂46としてのオリジナリティを感じる。いや、なんかよく分かんないことを言ってしまったが、とりあえず今作における西野七瀬があまりに可愛いもんだから(参考:乃木坂46時代の西野七瀬の、ここが可愛かった大賞)、それだけでも見る価値は大いにある。

ちなみに1stアルバム発売記念カップリング人気投票にて第1位を獲得している(参考)。当時のファンがどのような心境でこの楽曲に投票したかは定かではないが、隠れ名曲であることを裏付けるデータになっていることは言うまでもない。

第7位『行くあてのない僕たち』

行くあてのない僕たち

行くあてのない僕たち

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井上小百合伊藤万理華によるデュエット。イントロ・AメロBメロ・サビでたちまち好きになってしまう楽曲である。やや虚しさを感じる歌詞なのだが、2人の生き様を見ているとむしろ元気を貰えるから不思議である。当時2人は選抜とアンダーの狭間に位置していて、理想通りに過ごしてはいなかったはずだ。そんな2人だからこそこの楽曲は映える。しかしながら2人はタイトル通り「行くあてのない」人生を送っているかというと決してそうではなくて、2人ともしっかりと今を生きている。それがまた良い。

第6位『心のモノローグ』

心のモノローグ

心のモノローグ

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白石麻衣西野七瀬というWエースによるデュエット。イントロとサビと間奏と2番目のAメロが好きだ。特にサビが良い。うまく表現できないのだが、リズムの隔たり具合が妙に心地いいのだ。

さて推しの西野七瀬を褒めたいところであるが、この楽曲で際立っているのは白石麻衣かななんて思っていたりする。というのも、西野七瀬の声はデュエットとなると若干物足りなさを感じるからである。先に挙げた秋元真夏高山一実ペア、井上小百合伊藤万理華ペアと比べるとバランスに欠けている。※まあ、そこが売りではないから別にいいのだが。

とはいえ、2番の歌い出しである「残酷に聞こえる」は、至高である。これは永遠リピートできる。これもうまく説明できないのだが、「残酷に聞こえる」の「聞」と「る」の部分が最高なのである。西野七瀬はこの「聞」と「る」の部分を絶妙に歌い上げていて、上手くビブラート?をかけている。また、少しだけ声にかすれを生じさせている。歌詞は「残酷に聞こえる」であるが実際は「残酷にきぃこえるぅ〜」となっていて(ひらがなで表現すると稚拙さが半端なくなるので直に聴いてほしい)、ここに西野七瀬の、歌唱における魅力の全てが詰まっていると言っていい。声のかすれは切なさを表すのに最適で、そして彼女の声色そのものが切ない。それが歌詞と合わさり完璧な「切なさ」が生まれる。故に、西野七瀬はやはり切なさの女王である。これは彼女のソロ曲やソロパートでも存分に活かされていて、この絶妙な歌唱力によって切なさを体現している。気になった方はぜひ他の曲も聴いていただきたい。卒業し、仮にもう歌わないのなら、音楽界においてかなりの損失である。

脱線したが、「残酷に聞こえる」を聴くだけでもこの曲を聴く価値は十分にあるものだから、皆さんもぜひ「残酷に聞こえる」だけでも聴いていただきたい。2番であるためショートVerのPVでは聴けないのが残念だが、お金を出してでも聴いてほしい。結局西野七瀬を褒めている。

第5位『シンクロニシティ

シンクロニシティ

シンクロニシティ

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アイドルだから、Jポップだから、とか、そんな理由で「レコード大賞にふさわしくない」というような意見は、もはや滑稽である。と、堂々と言えるくらいの大作が、よりによって私の大好きな乃木坂46から生まれてしまった。もちろん私はファンであるが故にバイアス全開の評価を下しているのだが、客観的に見ても素晴らしい楽曲に仕上がっていると言えるのではないだろうか。

もはや楽曲とは、作詞・作曲・歌唱力が全てではない。アーティストによる歌唱以外の表現力、ミュージックビデオ、衣装、構成。それら全てが楽曲を創るのである。それぞれ見ていくと、「シンクロニシティ」がいかに素晴らしいかが見えてくる。


乃木坂46 『シンクロニシティ』

この楽曲の魅力をとことん詰め込んだミュージックビデオが全世界に無料で公開されていることに、まずは感謝しよう(※乃木坂運営陣は時間が経過した作品をショートVerに変更するという悪行をずっとやってきたのに、一体どうした?)。

完成されたこの楽曲を語る上で、白石麻衣生駒里奈を挙げないわけにはいかない。この2人の表現力には脱帽である。この楽曲のセンターは白石麻衣、そして裏センターは生駒里奈、この構成でしか成し得ないと言えるくらいに仕上がっているものだから、これはもう恐ろしい。特に、表情の変化による表現、これは他のメンバーにはできない業であろう。ダンスは、ダンスというより演舞といった方がいいのかもしれない。真っ白な衣装、笑顔、そして振りを活かして「舞っている」と表現した方が適切かもしれない。もう「美しい」と言うしかないくらいに、完成された踊りである。

強いて挙げるなら茶色の天井と灰色の地面のコントラストがやや微妙だなと思っちゃうのだが、そんなことはもうどうでもいい。レコード大賞に疑問を持った人がいれば、とりあえずMVを観てほしいなと願うばかりである。

 第4位『制服のマネキン

制服のマネキン

制服のマネキン

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主題曲だけでナンバーワンを選ぶとすれば、私は「制服のマネキン」を推したい。「シンクロニシティ」がベストオブベストなら、「制服のマネキン」はトップオブトップである。意味不乙

私の中で一番好きなサビは制服のマネキンだし、一番好きなダンスは制服のマネキンのサビである。あのクネクネダンス(もっと良い表現しろよ)は本当に癖になる。去年の神宮ライブでは変化を加えると言う意味合いで別のダンスに変更されていが、オリジナルのダンスの方が大好きな私としてはやや寂しく感じた。

さてこの楽曲を語る上で欠かせないのは当然センターである生駒里奈なのだが、これはもう語る余地が無い。それは先人の皆様にお任せするとして、私が語りたいのは生田絵梨花さんである。「心のモノローグ」では西野七瀬のリピートポイントを存分に語らせて頂いたが、実は「制服のマネキン」には生田絵梨花さんのリピートポイントなるものが存在する。それは、冒頭における生田絵梨花さんの登場シーンである。以下MVは、そのシーンから始まるので再生していただきたい。

この0:10からの登場シーンに、私は感銘を受けた。48回くらいリピート再生した。もちろん見るべきは最後に登場する生駒里奈なのであろうが、そのお膳立てをする生田絵梨花さんがお見事と言わざるを得ない。それくらい素晴らしい登場シーンである。

たった3秒の彼女の動きに、「静と動」が巧みに表れている。手と足をしっかりと振り切って登場する「動」がものすごく大きくダイナミックである反面(0:10〜0:12)、自分のシルエットを明確に強調する「静」が際立ってよく映っている(0:13あたり。厳密に言えば静止はしていない)。「静」における彼女の姿が極めて美しく、カッコいい。膝を曲げて立ち竦む脚の形、腰を反らせて胸を張る姿勢、極め付けは顎の引き具合である。この顎の引きが彼女の力強さを一層引き立たせている。素晴らしい角度である。すごすぎてもう何も言えない。星野みなみを悪く言うつもりは決して無いが、生田絵梨花さんと生駒里奈の間で登場させられていることがやや可哀想である。

さて、この登場シーンを見るに、彼女の瞬発力というか、第一線の大切さというか、とにかく彼女の初動が極めて巧い。彼女がセンターである「何度目の青空か」に関しても、冒頭の歌詞「校庭の端で反射してた」で一気に引き込まれる(※これもリピートポイントである)。

発売予定の2nd写真集においても、真っ先に公開された以下の写真が注目を集めたといっていい(これは講談社を褒めるべきか)。私はこの写真で買うことを決意したくらいに好きである。

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ところで「制服のマネキン」が発売された当時、彼女は未だ15歳である。15歳にしてこの仁王立ち。カッコよすぎる。生田絵梨花さんから生田絵梨花様に昇格する日もそう遠くない。

 

さていよいよトップ3であるが、これから挙げる3曲に関しては純粋に、というか単純に曲が好きである。これまでの7曲はMVとか、作られる上での背景やストーリーとか、歌っている人とかもポイントに入っているが、トップ3はただただ好きな3曲である。だからよく聴くし、何回もリピートしてしまうものである。致し方なくランク付けしたが、3曲とも大好きな楽曲である。

第3位『無表情』

無表情

無表情

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松村沙友理生田絵梨花さんのデュエット。これは正直に言えば大して人気のある曲では無いが、私は超超超好きである。サビのリズム・曲調・心地よさにパーフェクトにハマったと言っていい。これは歌っている1人が生田絵梨花さんとかそういうの関係なしに、初めて聞いた時から「あ、好き」ってなった曲である。で、今でもやっぱり好きである。

「無表情」はサビを問わず全体的に好きな一曲であるが、敢えてポイントを言うなら2番目のサビの入りだろうか。「Oh yes go ahead」からの「崩してごらん 無表情を」の入り方がリズミカルで最高である。耳が気持ちよくなるとはこのことを言うのだと、理解した瞬間でもある。また、サビの後半「心見せずに 無表情で」の歌い方も大好きである。なんというか、前半と後半の間での瞬間的な静止と、「無表情」の部分を若干伸ばして歌う彼女たちの声色がたまらない程に好きである。

第2位『あらかじめ語られるロマンス』

あらかじめ語られるロマンス

あらかじめ語られるロマンス

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終始乗りに乗れる、乃木坂46史上最高のリズミカルソングである。2ndアルバムでは「無表情」の後に再生されることもあり、これがまた幸せすぎる。

それほどメジャーとも言えないこの曲が神宮ライブで披露された時は、発狂した。おお、これをやってくれるか、と。特に、この曲に関してはサビを会場全体で合唱する。歌詞に入っている12の星座を、ライブにいる全員で歌うのである。

アリエス!トーラス!ジェミニ!キャンサー!レオ!ヴァーゴ!イッツイン トゥエルブ サイン!あらかじめ語られるロマンス〜!!

みたいなね。優しいライブ運営陣は、ちゃんとスクリーンに歌詞を字幕で映してくれていた。そして、これが本当に至福の時間であった。会場にいる全員と一つになれるのである。この一体感を味わえるからこそ、私たちがライブ会場に足を運ぶ理由があるのだ。おかげで最近は、聴く度に脳内でコールするようになってしまった。

第1位『ブランコ』

ブランコ

ブランコ

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堂々の1位は「ブランコ」。聞いた当初は「なんだこのラップ調は」と若干毛嫌いしていたのだが、聴けば聴くほどにハマっていってしまった曲である。ついには私的ランキングで堂々1位になってしまった。この曲を聴きながら物思いに耽る(ボーッとしているだけ)というのが最近の至福の時間である。この曲が再生されるだけで、カフェにいようが電車の中にいようが自分の世界に入り込めるのである。麻薬のように良い楽曲である。

なお、この「ブランコ」はアンダーメンバー(選抜に入れなかった人)によるものである。アンダー(下、地下層、表に出ない)なんて酷な呼ばわれ方をするが、名曲が多い印象もある。このアンダーという意味合いが「ブランコ」においては歌詞と曲調に非常にマッチしている。アンダーとしての苦悩が、歌詞に表れているようにも捉えられる。また「ブランコ」でセンターの寺田蘭世は、アンダーにおいても初センターを務めたものである。が、MVを見れば分かるように存在感も充分。選抜で活躍しても申し分ないくらいにおキレイである。頑張ってほしいな。

※その他のエントリー曲

  • 空扉
  • スカウトマン
  • トキトキメキメキ
  • 命は美しい
  • きっかけ
  • 欲望のリインカネーション
  • 急斜面
  • シークレットグラフィティー
  • バレッタ
  • 夏のFree&Easy
  • 僕のいる場所
  • アンダー
  • 自惚れビーチ
  • ロマンスのスタート
  • ハウス