宇垣美里の「自分に課す7つのルール」が面白い。

他人の人生を覗くのが好きだ。

時には感動するし、時には参考になるし、時には疑問を抱く。
そうしてまた新しい自分ができあがっていく。
そんな自分にまた出会えることが好きだからなのかもしれない。

そんなこんなで少し気になっていた、アナウンサーである宇垣美里さんのエッセイ『風をたべる』を手に取ってみた。

この人のやや尖った考え方をもっと知りたいという欲求と、単に外見が可愛いから写真を見たいという2つの理由が主であったが、著書の中で出てくる「自分に課している7つのルール」というのが面白かった。

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はい可愛い。

1.折に触れ手紙を送る。

何度も推敲して、その人だけを考えて書いた言葉は、私の本当の気持ちを真っすぐ伝えてくれる気がするんです。

記念日やお礼を伝える際は必ず手書きで手紙を書いているらしい。便箋や葉書もしっかりチョイスするらしい。

これはとても共感できる。Amazonのギフトとかだと唯の印字になって全く味気なかったりするが、手書きになったその瞬間、愛が生まれる気がするからだ。

これを履き違えてエントリーシートは絶対に手書き、みたいな風潮になるのは好ましくないが、大切な人へのメッセージはLINEではなく、手紙で送るのが良いかもしれない。

私はこれを見習い、退職日には職場の皆さんにそれぞれ手書きでメッセージを書いて渡さなかった。

2.関西弁を忘れない。

働き始めてから、時に自分が特殊な人間になったように錯覚してしまうこともあるけど、関西弁の響きは、私をただの女のコに戻してくれる気がするんです。

これは分かる。

地元で友達に会った際に関西弁で話せるのは、なんだかとても居心地が良い。帰ってきた実感が湧くのは、実は関西弁で話すことなのかもしれない。

というか地元に帰ったら勝手に関西弁に戻るから、私の場合はもはやルールでもなんでもないのだが。

3.メイクは”遊び”をつくる。

どんなにまじめに仕事をしているときも、理不尽な目に遭ったときも「おとなしく怒られてますけど、私のアイライン紫ですからね…」とひとりで笑えるポイントつくると、なんでも楽しくなってくるからオススメです!

本作でもちょくちょく出てくるが、この人は本当にメイクが好きらしい。

男性目線からして、何かが全力で好きな女性(男性も)はとても魅力的に映る。それくらいに”好き”の魔力は強いらしい。

さらにいえばこの人はそりゃもう美貌なわけであるから、メイクが完璧にマッチしていて、もう素晴らしいですね。

4.すぐメモする。

ただ面白い、悲しいだけで片付けず、どう面白かったのか、どう悲しかったのか、ちゃんと言語化して残すと気持ちも整理されるんです。

これも分かる。

私の場合はメモではなく日記形式なのだが、「手を使って書く」ことは驚くほど気持ちの整理に繋がる。

スマホやパソコンだけで済ましている人は一度試してほしいと思う。

5.時間ができれば旅に出る。

自分はどこに行ったって幸せに生きていけるなって実感することが一番大事なんです。 

これはルールとして設定してしまえば、むしろ良いのかもしれない。

私の場合は先ずエネルギー回復のために寝ないとダメなタイプなもんだから、このルールは少々手強いが。。

6.好きや幸せ、感謝はすぐに伝える。

プラスの気持ちは、出し惜しみしない。

これは素晴らしいルールだと思う。

思ったこと、それもプラスなことを素直に伝えられる人は素敵だ。見習わなくてはならない。

7.悩んだらとりあえず寝る。

考えて考えて、それでも結論の出ない物事は、今の自分じゃ解決できないに違いないので、とりあえずリセットするために寝ます。 

これは是非とも実践したい。

のだが、私の場合はベッドで余計に考えすぎちゃって全然寝れなくなってしまうから難しい。先ずは風呂でリラックスだろうか。

 

この人の考え方はひねくれているように思えるところもあるけれど、一貫してるから清々しいし面白い。テレビで見かける度によくこんな強く生きれるなと思っていたが、実際は..なんてところも見れて良かった。

人は誰しも悩んで傷つくもの。そして人は皆、それぞれの地獄を生きる」なんてのはこの人らしい章タイトルだわ。 

宇垣美里 ファーストフォトエッセイ 風をたべる

宇垣美里 ファーストフォトエッセイ 風をたべる